ザ・タウン

月曜の朝に降りつもった雪が徐々にとけだして、ようやく外を出歩けるようになった。路地には溶けだした雪だるまがちらほらと見える。月曜の朝には雨が降り出し、水を含んだ雪がシャーベット状になって雪遊びのコンディションとしてはかなりいけずだったと思うけれど、それぞれに工夫をこらしたスノーマンが立っている。わが家でも、夕方に駐車場のところに小さな雪だるまを2体こさえた。スノーマンのアニメーションを見たフクちゃんが、夜、ふとんの中で、あのゆきだるまとけちゃう？と心配そうに訊いてきたけれど、果たして夜が明けてみると、屋根から落ちた雪に埋もれて見る影もなかった。雪だるまが崩れていくときの気の毒な感じが味わいたくていろんな家の庭先をついのぞき込んでしまう。
初場所は琴奨菊が二横綱連覇の快進撃。きのうの座布団の舞いっぷりはなかなかの壮観だった。年末からずっと気がかりなことがあって、のどに小骨が刺さったような落ち着かない気持ちに、座布団の舞うさまが妙にマッチして、このことを忘れないだろうなという気がした。

ザ・タウン 〈エクステンデッド・バージョン〉 [Blu-ray]

プレミアムシネマの録画。

俳優として活躍する一方、前監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が高い評価を受けたベン・アフレックの監督第2作。強盗団のリーダーと人質女性の愛を軸に、犯罪都市に生きる者たちの生きざまが描かれる。監督のベン・アフレックが主演を務めるほか、『それでも恋するバルセロナ』のレベッカ・ホール、「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハム、「ゴシップ・ガール」のブレイク・ライヴリーら、豪華実力派キャストが出演。スリリングで骨太な運命のドラマが味わえる。
綿密な計画を立て、ある銀行を襲撃したプロの銀行強盗一味のリーダー、ダグ（ベン・アフレック）は、思わぬ事態から支店長のクレア（レベッカ・ホール）を人質に。その後クレアは無事解放されるが、強盗たちの影におびえる日々を過ごす。そんな中、彼女は魅力的な男性に出会うが、その男性こそが自分を人質にしたダグだった。

なにかの映画にすごく似ていると思ったら「ヒート」だった。感情が衝動に直結する破滅型の男たちと、リーダー格の男が知性をちらつかせながら繰り広げるクライム・アクション。女神さまの登場と生い立ちから抜け出すことの難しさ。ごつい映画。ごついけど丁寧に作ってある。