まみ めも

つむじまがりといわれます

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ラモーナとおとうさん

いつも使っている図書館が工事で春まで休館。駅の向こう側にある図書館に通うことにした。図書館ついでにふだん歩かない通りをぶらぶらした。駅前の通りをしばらくまっすぐいった左手に小さな骨董と器の店があって、うすぐらい店内をのぞくと、焼き物が並ん…

中島敦(ちくま日本文学12)

38年あまりの人生でかつてないほどメイク熱があがっているわけは、松井力のYouTube動画と@yesyesyoungのツイッターに感化されているからなのだけれど、資生堂のカウンターコスメよりもキャンメイクのプチプラコスメにときめいてしまうのはやっぱり身の丈の問…

KAWADE道の手帖 中島敦 生誕100年、永遠に越境する文学

通勤の途中にあるちょっと時代感のある自動販売機に、山ぶどうサイダーという缶入りのジュースが売っていて、100円、ずっと気になっていた。ついに機が熟した、いまだ、というタイミングがあり、百円玉を握りしめてにじり寄ったら山ぶどうサイダーだけに売切…

オカン、おふくろ、お母さん

連休にめずらしくレジャーにでかけたところ、ふーたんが階段から転げ落ちてしまった。しばらく様子をみていたけれどちょっと体勢が変わると痛がり、左腕をかばうので、やっぱり心配になって夜間救急にかかった。肩の脱臼や腕の骨折を疑ったけれど、たまたま…

Love Letter

ひそかに動向を伺っていたきのこたけのこ総選挙の結果が出て、毎度ながらたけのこが勝った。政治や宗教の話はタブーとはよくいうことだけれど、おそれず立場を明らかにすると、断然にきのこ党派ということになる。いつだって少数派。会社にはいりたてのころ…

猫はしっぽでしゃべる

帰り道でガレージの軒先に「ご自由に お持ち下さい」と黒のマジックで書かれたうす汚れた段ボール箱がおいてあって、中に名状しがたいセンスのおもちゃが詰まっている。それをみつけたセイちゃんが、いいものがあるよと目をきらきらさせて、こどもたち、三人…

秘密と友情

嵐の日は、雨がひどくなる前に風の吹く中を帰ってきた。夜のふとんで、雨と風の音、往来をなにかが転がっていく気配が眠りのなかに混じってくる。レム睡眠のないマウスのことを考える。夢をみないマウスは物覚えが悪いけれど生きるのには問題がない由。iPhon…

知識人99人の死に方

パッとしない天気の週末。焼き菓子が食べたくなって電車でふた駅のアングランパに行き、ガトーバスクをふたつ買った。デパートにはほしいものが見つからない、金木書店にいく。三島由紀夫の豊饒の海四冊がビニール紐で括られて千円なので買って帰る。四冊ぶ…