まみ めも

つむじまがりといわれます

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ひなびたごちそう

いよいよ腹もでっぱって、里帰りする日が近づいてきた。しごとは有給休暇を使い果たしてかりそめの自由を遊ぶつもりが、先週から胃腸炎をやった息子氏がこんどは熱をだし、最終出勤日を一日残すだけになりながらなかなか出社できずにのびのびになっている。…

シベールの日曜日

こないだは定期の通院があったので有給休暇を一日。朝はドーナツにミルクティ、それから映画、ブックオフを流して病院のいつものコース。ひとりの休みで悩ましいのは、ひとり外で食事をとるのがきらいなことで、いつも昼めしのためにいったん家に帰ったりす…

白い手

椎名誠はやたらアウトドア派なところが気に食わず読んだことがなかった。基本的に根暗なので、小説にしろ映画にしろ冒険という単語がでてくるとなんだかお呼びでないと感じてしまう。それでも何年かまえに川べりでテントを張って釣りをしたのはたのしかった…

昼顔

火曜日は保育園で保護者会があったので休みをとり、朝から映画をみた。いつもながら午前十時の映画祭にいく。不感症の人妻が昼顔の名前で娼婦をやる話で、はらぼてのサラリーマン主婦が昼前からみる映画ではなかったとあとからおもった。はなから主演のカト…

絵のある自伝

年明けに義母が入院をした。まえからおなかの中にあった奇形腫をこの際とってしまおうということらしい。入院は一週間ほどというので、何冊か暇つぶしになるような本を選んで送った。仕事で近くに寄った筈氏が術後の見舞いにいって話をしてきた、あとからき…

ドクトルジバゴ

午前十時の映画祭が週替わりなので、それに合わして週に一日休みをとっている。先週はドクトルジバゴというのをやっていた。席はまばら。ドクトルなんていうんで、どこの国の映画だろう、医療ものかとおもっていたが、ロシアの重たくふさいだ冬の空みたいに…

カメラ

トゥーサンの本が、あるときブックオフの¥105単行本コーナーにならんでいて、そのときは「ためらい」を読んでそのニヒリズムっぷりにやられたと思ったあとだったので勢いづいて浴室ムッシューカメラの三冊を一気に買い求めてしまった。それで、浴室を読…

風と共に去りぬ

産休にはいるのに休みをためていてもしょうがないので少しずつ有給休暇をつぶしている。休みをとるときは決まって駅前でドーナツとミルクティ、本をぺらぺらやってからシネコンにいく。先週は午前十時の映画祭がリカバリー上映をやっていて、風と共に去りぬ…

1Q84 BOOK3

鎌倉の家は居間の奥に義父の書斎があって、細長い部屋の壁は天井まで造り付けの本棚いっぱいに雑然と本がならんでいる。はじめて入ったときは随分わくわくしたのだったが、そのうちわたしと義父とは本の嗜好が殆ど相入れないことがわかったし、ゴキブリが疾…