まみ めも

つむじまがりといわれます

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

まよいこんだ異界の話

おしるしがあり、ぐりぐりする断続的な痛みでひどい寝汗をかき、夜はまともに眠れないのがふた晩つづいた。きのうは朝も寝床から起き上がれず、なんとか階下におりてソファに寝そべり、家族を見送ったあとで、すこし動けるようになって、おそ朝のフルーツと…

あじフライを有楽町で

きのうからおしるしが続く。おなかの張りはあまりなく、よくわからないままなんとなくソファに横になって過ごすようにしている。気持ちが落ち着かないで、本の内容もあまり頭に入らず、ラジオをかけてうとうとする。きいたような音楽がはじまって、シャーデ…

博奕のアンソロジー

ふくちゃんが浦和レッズのフラッグキッズに当選して、予定日まであと九日の出っ腹を抱えてそわそわと埼スタにいってきた。キックオフぎりぎりにスタジアムに飛び込み、がちがちに緊張したピッチ上の豆つぶみたいなふくちゃんにおーいと手を振った。レインボ…

黄色いマンション黒い猫

今日は買い物ついでに公園ではや昼。木陰のベンチを見つけて、セブンイレブンのカスクートを炭酸水で流し込む。炭酸水がソッコーで汗に変換される。家に帰って、窓を開け放つと、窓から入ってくる風がモワッとする。アイスコーヒーに氷をたっぷり浮かべて、…

ああ、犬よ!

ちびっこ相撲があって、応援にかけつけたくてうずうずしたけれど、叶わず、おにぎりとウインナーや玉子焼きの簡単なおかず、駄菓子を持たせて送り出す。あっという間に負けて、だんまりで帰ってきた。 リトドリンを飲まなくなって、からだはだいぶましになり…

絶望書店 -夢をあきらめた9人が出会った物語-

ぽっかりあいた平日の昼間があったので、最寄りのロイホにでかけ、ロイホのテッパン、コスモドリアを頼む。ゆっくりゆっくり食べたあと、ドリンクバーのアイスティーを飲みながら、窓際のテーブルで本を読んでいたけれど、座っているうちにしんどくなり、え…

蜜蜂と遠雷

Kさんが、片づかない仕事をほっぽりだして、電車とバスを乗り継いでビジネスリュックをしょって会いにきてくれ、ふたりでおそ昼。おみやげに浅草神社の安産健育の真っ赤なお守りとペリカンのパンをもらう。こちらは、コーヒー入りのイタリアンコーラと水出し…

佐野洋子の動物ものがたり

休みに入った矢先に安静を言い渡され、それまで毎日通勤やあれやこれやで二万歩だったのが、千歩もいかないような10連休を過ごしたので、安静がとれても思うように動けない。そろりそろりと歩いていて局部がつんとするだけでびびってしまう。ふーたんが朝、…

私に付け足されるもの

母の日に花をもらった。濃い紅いろのガーベラが10本に、七草のどれかというのでなずなだろう。花屋を変えたらしく、いつもの店ではうつむき加減のガーベラがつんと上向きでエレガントな姿で花瓶におさまっている。ひとりのときに花びらや茎をそっとなでる。 …

超短編アンソロジー

連休明け、診察。念のためリトドリンをプラス一週間。安静は解かれ、無茶と遠出はいけないといわれたので、そろりそろりと動く。やることなくて、フランスパンをこねて焼いた。クリームチーズと病院帰りに寄った百円ローソンのやっすいハムをはさんで、グリ…

大人問題

連休中、動きまわれないので、地元の図書館で借りてきたDVDでこどもたちとラピュタを見た。バルス、と唱えたくなるような崖っぷち。父と母が病と介護ののっぴきならない状況で「死の棘」の淵に追い詰められていることに、自分自身のことにかまけてきづかなか…

もしもし、運命の人ですか。

庭、モッコウ薔薇とテッセンが咲いている。白山、ことしは雪がしろく残ったまま。水の張ったとなりの田んぼに木の枝を突っ込んで遊んでいたこどもたちをのぞき込むと、うねうねと泳ぐひるを釣っていた。ひるがなんなのか知らないでいる。血を吸われるぞと脅…

料理が苦痛だ

日曜は法事をみっつ一気にやることになり、あっちとこっちでお経をあげてもらい、親族でわやわやとお昼をした。こっちからあっちへ抜けるときに通る神社の境内のにおいが懐かしくて一挙にトリップし気が遠くなる。病床の父がウクレレで岡村孝子を歌う。リト…