まみ めも

つむじまがりといわれます

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

おやときどきこども

しばらく前にげんちゃんの手にぽつぽつが出たと保育園から呼び出しがあって、あわててお迎えにいって小児科に連れていったら、先生は手を握るなりで、ひえてるねしもやけだ、と診断をくだした。ユベラ軟膏をだしてもらい、朝と夜にてのひらに塗り込む。はじ…

ゴハンですよ

お正月に肥えたところに在宅勤務で欲望のままにチョコレートを貪っていたのが上のせになり顔も体もぱんぱんに育ってしまった。もともと丸顔であるところがさらに丸くなり、母のすべてに肯定的なフーちゃんからは、おつきさまみたいですてきだよ、と褒められ…

82年生まれ、キム・ジヨン

げんちゃん、アンパンマン沼にどっぷり。ぼく、と声をかけるとアンパンマン!おれさま、は、バイキンマン!わたし、は、ドキンちゃん!とこたえてくれる。めんこい。友だちがいうには、アンパンマンのフォルムがおっぱいそのものだから子どもを惹きつけるの…

すべて真夜中の恋人たち

バレンタインデーの日曜日、ココアを入れた生地のケーキを焼いた。夕飯はロピアで手に入れたかたまり肉でローストビーフ。セイちゃんとフクちゃん、緊急電話用にほしいという口実で持たせてあった100円玉を握りしめてコンビニにいき、バレンタインの買い物を…

私の中の男の子

土曜の朝に早起きできるはずもなくておかずのクッキングを録画(しかも周回遅れ)でみている不届きものをやっている。ハヤシライスの回で、土井先生が玉ねぎを焼きながら、合間に本が読めるんですよてなことを言うのでオッとなっていたら、玉ねぎがゆっくり…

オリガ・モリソヴナの反語法

遊歩道のわきには、おとなりのお爺さんが面倒をみていた、畑とも呼べないようなちいさな地面があって、工夫をこらして、季節ごとに花が咲いたり野菜が実ったり、それが歳時記のように季節を教えてくれる。お爺さんが怪我で入院してずいぶんたち、おそらくお…

惚れるマナー

おととい春一番が吹いた。セイちゃんが校庭で拾ってきた白梅の枝に、ひらいた花と、ひらきかけの蕾と、閉じた蕾がついていて、鼻を近づけるとふわりと匂う。久しぶりにホットプレートを出してお好み焼きをする。においが上にこもるので階段をあがったところ…

ビーザスといたずらラモーナ

遊歩道のきわにある蝋梅が鼻先をくすぐるようににおって、すこしずつ春の気分が町に漂いだす。夕暮れが遅くなり、仕事のあとで帰り道の夕陽があかるい。あたらしい仕事が舞い込み、調べものに明け暮れる。駅前のスーパーで菓子パンが安くなっていて、金時豆…