まみ めも

つむじまがりといわれます

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

土曜は隔週の検診。朝一番に受付をし、尿、体重、血圧、エコーのいつも通りの検査をひと通りやって、ラキソベロンを処方してもらう。帰りのいなげやで、牛乳屋さんの珈琲をホットにするかすこし迷って、やっぱりホットで一杯。春もそろそろ終わりだななんて…

野性の証明

金曜はお休みをもらい、駅前のドーナツショップでお茶を飲み、シネコンで映画を一本、天気がよかったので公園でコンビニ弁当を食べ、美術館をのぞいて、ブックオフにいってきた。ブックオフで本棚のまえに立っていたら、だんだん体が重たくなりかかとから床…

ハックルベリー・フィンの冒険

こどもたちが道みち摘んだたんぽぽを家に持ち帰り、水を入れたコップにつっこんで窓際においている。たんぽぽは陽射しがないとすぐにしぼんでしまうので、家のなかではほとんど花をひらかないままでそのうちすぼんだ先の黄色の花弁がまとまってポロリと落ち…

花火屋の大将

こどもたちを寝かしつけたあとで皿洗いを終えた宿六とぼんやりテレビをつけるのはNHKのことが多い。月曜はサラメシ。中井貴一のナレーションがいい。今週は沖縄の離島で美容室をやっている男のひとが、外で沖縄のひとと食べていた沖縄ちゃんぽんというどんぶ…

E.T.

図書館通いもあとひと月もすると里帰りでできなくなるので、週末ごとにせっせと通う。いまは本を借りると利用者カードと本のバーコードをピッピッと読みとって貸出票を発行してくれるシステムで、ともすると前に借りたひとの貸出票が借りた本のあいだに挟ま…

ある一日

3年前の今日、フクちゃんをうんだ。セイちゃんは2歳の誕生日を迎える前だった。夜更けにトイレにたったら破水して、そのまま入院、車のステレオからはミスチルが流れていた。陣痛がしんどくなるまでは庄野潤三を読んでいたっけ。夕方を過ぎたころやっと出て…

イングリッシュ・ペイシェント

先月末に会社の先輩がすこし大きな手術で入院することになり、おすすめの本があったら教えてほしい、といわれたので、家にある本のなかからいそいそと選んで紙袋にいれて渡した。直木賞や芥川賞の作品を読みたそうだったので、義父の本棚から拝借したりもら…

向田邦子 暮しの愉しみ

土曜の朝は隔週で健診。2週前の血液検査の結果がでて、やっぱり貧血があった。値をみると赤血球331、ヘモグロビン10.2、ヘマトクリット31.8で基準値をぎりぎりでどれも下回っているけれど、治療する必要はないだろうということだった。尿検査で尿蛋白陽性で…

暮しの眼鏡

つめたい雨にひらひらと名残の桜が散っていた。桜が咲きだすころはなんとなく気持ちが浮つきかけるのが憂鬱だったりもするので、花びらが地面をうすく染めて、ところどころ茶色く色がうつり、どこかの石畳みたいになると、ほんのすこしほっとする自分がいる…

妾宅・本宅

桜の花びらが絨毯になった上に雪が降った。花が咲くようになってからはサニーデイサービスばかりきいていたけれど、ここぞとばかりにiPhoneでシガーロスをききながら通勤。会社の最寄り駅から歩いていくときに、なにかの曲のイントロになって、そこに日本語…

猫のあしあと

口角炎と口内炎と口唇炎が同時多発テロしていて、口もとの緊迫感が否応なしで高まっている。スティックに切った人参を明太子味のディップにつけて齧ったら、まんまと口内炎もろとも齧ってしまった。なんて迂闊なことを。夕飯はセイちゃんのリクエストでおで…

グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち

友人の結婚パーティがあって都内へ。東京は夜の七時、がピッタリくるような外苑前のおしゃれな佇まいに完全に気後れしつつ、しあわせでいつにも増してうつくしくなった友人の笑顔が夜風の冷たい春にぴかぴかにまぶしいのだった。花かんむりがよくにあってい…

予定日はジミー・ペイジ

日曜は早起きをして駅まで。ふたつ先の駅のシネコンでウルトラマンの映画をみる。ジュースやお茶を買って予約してあった最後列の席に陣取る。フクちゃんは3歳前なので席を買わずに宿六のひざの上。ウルトラマンが10人登場、さらに合体までしてみせるサービス…

ぷくぷく、お肉

土曜の午後、ピクニックのあとは駅前の歯医者にでかけた。歯の詰め物がとれてしまったのをなおしに。局所麻酔をして、仮の詰め物をいれてもらう。最後のところは懐かしいにおいが口腔にひろがって、なんのにおいだっけ、と考えかんがえしたけれど、図画工作…