まみ めも

つむじまがりといわれます

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ピラミッド 5000年の嘘

宿六は数字がてんでだめで、平野レミにいわせると、算数ができない才能がある部類。中途半端にできてしまうよりはとことんできないほうがいい。科学というより、オカルトめいたものに興味があるらしく、年明けに「六月に糸魚川にいきたい」と言い出したのは…

俵万智のハイテク日記―ALICE IN HI‐TECK LAND

セイちゃんとフクちゃんは、すっかりお相撲にはまってしまって、暇さえあれば、フクちゃんとおすもうする!、セイちゃんおすもうやろう、と、ふたりして取り組んでいる。一月場所のあいだ、毎日家に帰るとフクちゃんが「おすもうは?」ときいてテレビをねだ…

ダークナイト

金曜日は、保育園の発表会があったので、前日から泊まりにきていた義母と出かけた。フクちゃんは舞台上でぼんやりした表情を浮かべてかたまっていたが、かろうじて名前を呼ばれたときには片手をあげて返事をした。セイちゃんは、舞台にあがるときはコンニチ…

セルピコ

インフル禍があけて火曜から登園したこどもたちだったが、中一日で水曜の午後に呼出コールがかかってきて、昼寝から覚めたセイちゃんのまぶたが腫れ上がっているという。終業と同時にPCの電源を切り、最短で打刻、駅まで走る。汗だくで咳き込みながら電車に…

インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》

インフル禍は尾ひれが長く、はじめの発熱から一週間がすぎた今でも咳がしつっこく残っている。餃子をたべたあとのげっぷみたいにいつまでも存在感を主張してくる。餃子のあとのげっぷは、ちょっとうれしかったりもするけれど(まわりにいる人はありがたくな…

アメリカエッセイ傑作選〈2000〉

火曜の午後にフクちゃんを小児科に連れていったら、薄っすらとインフルエンザA型の陽性反応が出て、その晩にセイちゃんが熱発、坐薬をいれ、翌朝やっぱりセイちゃんもインフルエンザA型の陽性反応、結局わたしもインフルエンザだったらしい。34年生きてきて…

けい子ちゃんのゆかた

久しぶりで風邪をひいた。金曜あたりから喉に違和感を覚えていたのが、日曜に微熱となり、内臓が飛び出しそうな咳が続くので月曜はいったん休み、ほどなく過ごしていたが、夕方こどもの帰るまえに済ませておこうと風呂に入ったのがいけなかった。湯舟のなか…

いまも、君を想う

火曜の午後に雪が降って、翌朝は門が凍りついてあかなくなった。セイちゃんは遊歩道の脇、草の上に残るわずかな雪を探しながら踏んで歩く。埼玉の雪は、水分の多い重たい雪で、たいして積りもしないのに長く残る。解けるというよりは、凍りついたものが、風…

あ・うん

月曜は何か月ぶりかで持病の通院。正午きっかりにPCの電源をおとし、昼の往来にでる。やたらあたたかい日で、厚地のウールのコートがだんだん持ち重りする天気だった。いつもの通り、最寄りの駅までいき、カフェオレを飲みながらエッセイを読み、病院で受付…

流星ひとつ

夜は、毎日揺籠のうた。繭のようにやわらかなことばにうっとりしながら、布団にくるまれる。となりにいるこどものぬくもり。カナリヤの鮮やかな黄色、枇杷の実のうぶげ、木鼠のまるいしっぽ、淡色のムーン、ぜんぶのことばにやわらかさがほどよく詰まってい…