まみ めも

つむじまがりといわれます

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

内側から見た富士通

空の高いところに飛行機をみつけたり、近くのおおきな道路を走る車のエンジン音がきこえたりすると、離れた地でこういう音に怯えて過ごす人たちがいるのだということを思い憂鬱になる。わずかだけれど寄付を送った。木蓮の蕾がふくらんでいる。 内側から見た…

家族の味

待ちに待ったハンバーガー屋にいく日がきた。ふーちゃん、ままのすきなおようふく、といって朱色にボーダーの襟付きの服をえらんで、ままのすきなふたつに髪を結った。ふーちゃんとげんちゃんはハッピーセット、こちらはハッピーじゃないセットを。そのあと…

奇面館の殺人

行きつけの図書館のそばにハンバーガーショップができて、週末にはドライブスルーにならぶ車が行列をなしている。図書館の行きがけに自転車でそばを通るとジャンクなにおいに誘われる。今度のおやすみにいこうね、とふーちゃんに約束したら、それはそれは楽…

蕎麦ときしめん

しばらく前に見た夢は、通勤の道がふさがっていたり、塀が倒れていたりして、なかなか駅にたどり着けないというものだった。なんとか大通りに出たけれど、大変な人波で、人だかりが坂道をくだり、そのあとのぼった先になぜか渋谷駅がある。駅についたらエス…

ほんのちょっと当事者

大雪の予報が出ていた10日に、遊歩道の白梅がやっと咲いた。容赦なくぶった切られた枝から細い若枝が伸びて健気に蕾をつけているのを見つけたときにははっとした。それから毎日遊歩道を通って蕾をのぞいてから仕事に向かった。いつもなら二月になる前に咲く…

「大家さんと僕」と僕

朝、家のそばの木立でずいぶん甘えた声で囀る鳥がいて、ゆかしくなって後退りしてみたらバサバサっと羽ばたいていった残像がブルーグレーのオナガだった。ふだんギーギーと悪声扱いされているけれど、つがいが鳴きかわす声がこんなにもいじらしいなんて。と…

貝がらと海の音

節分の夜は恵方巻き。前々日に人参と干し椎茸を甘辛く煮ておき、前日にたまご焼きを作っておく。当日は先に帰ったセイちゃんにごはんを炊いておいてもらい、炊き立てのごはんで酢飯をつくり、たまご焼きときゅうりを細長く切って、鮪のたたきと煮物とあわせ…

東京ブチブチ日記

やっと仕事に出られるようになった。家仕事最後の日もやっぱりお弁当箱におかずを詰めてお昼にした。冷凍のからあげ、たまご焼き、ブロッコリー、プチトマトに栗かのこ。 久しぶりの通勤で遊歩道を歩いたら、やっぱり定点観測の梅には蕾がついていない。毎年…