まみ めも

つむじまがりといわれます

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)

金曜日の夕にフクちゃんの熱があがり、土曜日は朝一番で近くの病院でみてもらう。すこししつっこいしめりけのある咳をしていて、吸入をやってもらった。夜も咳き込んで目を覚ます。朝は五時に起きてしまう。それで、セイちゃんは元気にしていると油断してい…

溶ける街 透ける路

月曜日の夜に、鍋にしこたまカレーをつくって、火曜の夜は飲みに出歩くつもりだったが、こどもらが順々に熱をだし、鍋いっぱいのカレーだけが残ったので、せっせと食べる。カレーのレシピには色々あって、毎度具もレシピもちがうし、どうせレシピ通りにも作…

日本世間噺大系

土曜日、航空公園の野外ステージで音楽イベントがあって、友人家族に誘われてでかけていった。乗り換えを三回もやるのだが、線路萌えのセイちゃんは終始ご機嫌で窓外を眺め、武蔵野線が鉄橋をわたるところでは、汽車ぽっぽの、てっきょうだ、てっきょうだ、…

さらば冬のかもめ

連休の最終日は、地区のお祭りがあった。こども神輿がでるというので、セイちゃんも半纏を借りて、参加することにした。半纏も鉢巻きも糊がきいてぱりぱりしていて、祭り半纏などに縁はなかったくせになんとなく懐かしい気持ちがする。集合時間にいくと、湯…

パノラマ島奇譚

連休の中日は動物園にいった。暑さにへばったパンダのうしろ姿に行列ができていた。その最後尾に含まれる。パンダはすべての期待を心地よく裏切ってくれる。とはいえ、本当はこっち見て手を振ってくるパンダなんて、誰も求めていないのであって、ちょっと獰…

ことばの食卓

連休の初日、田舎から母親がでてきた。おかあさんに会うと、毎度のことながら、はじめの一時間ぐらいは機関銃トークに圧倒される。三歳児が一生懸命話しかけてくるかたわらで、その事情を一切斟酌しないアラ還がまくしたてるので、耳がふたつフル稼働。じっ…

恐怖特急

乗り換え駅で踊る赤と黒のエロサスエロミス、その字面を眺めていたら、ミステリーを読むならいましかなかろうという気分に俄然なってきて、本棚からひっぱりだしてきた。ブックオフの105円の値札シールが貼ってある。恐怖特急 (集英社文庫)作者: 阿刀田高…

デスペラード

一挙に夏になり、フクちゃんの頭皮からイーストのにおいがしている。なかなかどうしてくさいのに、うれしくて、耳の裏あたりをクンクンしてしまう。パンが焼けるときにオーブンから漂うにおい。フクちゃんは寝かしつけに手がかからず、布団につれていって、…

世界クッキー

通勤のかばんに、本を忘れた。朝の通勤の電車の中で気がついて、そわそわしていけない。お昼を食べたあとの、節電で薄暗い照明のなか、読むべき本をもたずに時間をもてあます自分の姿を想像したら、やりきれなくて、乗り換えの駅の本屋にとびこんだ。ありが…

土を喰ふ日々

七夕が近いので、保育園で短冊をもらった。願いごとを書いてもってきて笹に括れという。帰り道で、セイちゃんに、願いごとはなにがいいかきいてみる。去年は、おむすびたべたい、だったよ、と話すと、食いしん坊のスイッチが入ってしまい、いちごのドーナツ…

雨の日はソファで散歩

セイちゃんは、毎朝プラスチックの衣装ケースを覗きこんで、好きな服をひっぱりだして着るようになった。こっちはなんにも言わずに好きなようにさせて眺めているが、ここのところは西松やのコーディネートがお気に入りで、ライオンだか熊だかしれないファン…