まみ めも

つむじまがりといわれます

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

普通の人々

夏本番の暑さがきたと思った週末を過ぎたら、途端に朝晩に涼しい風が吹いて、うろこ雲が空を埋めて、あっという間に秋の気配がしている。庭のかぼちゃは次々と葉が白くなりうどんこ病がひろがるので、もう諦めている。雌花もつかなくなって、たったひとつだ…

うちの秘蔵っ子

名古屋場所が千秋楽をむかえた。豪風関が35歳にして史上最年長初金星で中年に夢をくれたし、中盤で白鵬が肘にテーピングするようになり、ついに土がついて、二敗が白鵬と琴奨菊、三敗が豪栄道と高安、もつれこんでいよいよおもしろくなってきた。大砂嵐の二…

つげ義春の世界

ひびの入っていたiPhoneを落っことしたら、液晶に白の濃淡で縦縞模様が浮かぶようになり、一番濃い縦縞の浮かんだ右側のある一定の部分だけがクリックできない羽目に陥った。その場所には文字削除の×ボタンやメールの送信ボタンがあるので、文章を間違えたと…

野生のガラヤカ

連休は夏祭りがあった。お神輿の出る前日は宵祭りといって、焼いたとうもろこしをもらったり、おみくじをひいて景品が出たり、輪投げやじゃんけんをやってアイスクリームとジュースをもらい、スーパーボールすくいがあるというささやかなもの。スーパーボー…

豆腐の如く

名古屋場所。遠藤の締め込みの色が変わった。やっぱりピンクが好きらしい。昨日は「力士の浴衣」の特集で、取り組みを終えて帰っていくおすもうさんの浴衣の柄をいちいちうつしてくれた。豪風関の浴衣は、出身の秋田県の形に四股名を入れて、出刃包丁をもっ…

旬のスケッチブック

土曜が結婚記念日で、なんとなく記念日は我が家はオムライスということになっている。フライパンにいっぱいのケチャップライスを炒めて、目玉焼きをのせた。オムライスをたべると、記念日が無事に迎えられたという感じでホッとする。五年前は、ちょうど休み…

谷崎潤一郎犯罪小説集

金曜にいった代官山のレストランのトイレの個室に、馬の絵が飾ってあって、みてみると、隣の個室にも、洗面台のうしろにも、おなじ人の、やっぱり馬の絵があった。馬は青や緑で、本当にはそんな色の馬はいないが、世界のどこかにはそんな馬がいると思わせて…

のら猫トラトラ

金曜は一日休みをとって、ぶらぶらと過ごす。いつもの通りドーナツショップでコーヒーをお代わりしながら本を読み、ブックオフにいって本の物色。 私のとっておきメニュー/平野レミ 赤頭巾ちゃん気をつけて/庄司薫 不作法紳士/吉行淳之介 日々すれすれ/…

オシャベリな目玉焼

雌花がついたかぼちゃの苗だったが、ふと見ると雌花が落ちて腐れてしまっている。虫が花のまわりをのそのそしているから、かってに受粉するのかなと思っていたが、そう簡単なものでもないらしい。早起きした朝に庭にでて、雄花を観察するが、雌花はなかなか…

アイ・アム・サム

土曜の朝、まぶたが赤く腫れ上がってどうしようもなく痒い。いかにもirritateという感じで、気持ちまでささくれ立つ。三年ほど前から、まぶたや唇の肌が荒れていて、定期的に皮がむける。皮膚科にいって、ステロイドを処方してもらい、塗って、おさまったが…

ラストダンスは終わらない

散々な一日があった。朝ごはんの支度をしていたら、ヨーグルトを容器ごと台所にぶちまけてしまい、ひとりでせっせと片付ける。床板のすきま、戸棚、カーペット、容赦なくヨーグルトは飛び散っている。急いで家をでたら本を持たずにでてしまい、乗り換え駅の…

ちょっとそこまで

ホテルの大広間でお祝いがあったので、仕事を切り上げて都内にでる。久しぶりに履いたストッキングが鬱陶しい。地下鉄のにおい。ビル群がそびえて、その隙間から東京タワーがのぞいていた。立食のお祝いだったが、中華にローストビーフにビーフシチュー、フ…