2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧
関東に二度目の雪が降った朝、遊歩道の白梅のつぼみがひとつひらいていた。去年も雪の日に咲いたような気がしたら、ブログに書いてあった。去年は1/31、今年は1/28、暦はわりと忠実に推移しとるらしい。保育園帰りのセイちゃんと、木のそばに立ち止まり花を…
週末からフクちゃんの咳がひどく、夜じゅう咳き込んでくるしそうに泣く。セーターに上着を着せたフクちゃんを抱っこしてコートに袖を通し、妊婦のときに使っていたケープでフクちゃんごと前を留め、さらにマフラーで包んだうえに斜めがけの鞄をかけて、みご…
一月場所の中日であった日曜日、国技館に足を運んだ。はじめて生でみるお相撲は、土俵がぴかぴかと眩しく、異形の大男が尻をさらし、独特の装束、めくるめくカメラのフラッシュ、しきたりや時代を超越した異世界が眼前にひらけているのだった。力士のからだ…
往来の雪だるまがどんどんこじんまりとしていく。日なたにあるものは短命、日陰ものはしぶといが日も当たらずにさみしげに佇んでいる。どういういきさつか首がとれて傍らに転がり「盛者必衰の理」しているものもある。そういえば二十歳のころ、父方の祖母か…
雪が降った翌朝はかちこちに凍って足元が危うく、保育園を休ませた。陽射しがでてきたころに外へ出る。コンビニで菓子パンを買って、家のまわりをぐるりと歩く。あちこちの軒先に雪だるま。雪だるまが、どんどんとむなしくなっていく様子が好きだ。こまかい…
またひとつ歳をくった。誕生日は、歩いてケーキ屋にいき、苺のショートケーキをふたつ、チョコレートケーキをひとつ、買ってもらった。夕飯のあとで、三角のショートケーキにろうそくを三本ともし、ハッピーバースデーを歌い終わるや否やフーとやろうとする…
帰り道の小学生がうしろを歩いてくる。女の子。おとうさんの仕事の話。片方は、うちのおとうさんはパソコンの先生やってる、けっこう詳しいよ、先生ってほどのものでもないかもしれないけど、となかなか自慢げだ。小学生にとっては先生というのはものすごく…
土曜に、レンタカーの青いプリウスに、お歳暮のおすそ分けやらを満載にして帰ってきた。毎度ながらものすごい量で、トランクにも足元にも荷物が溢れて後ろはなにも見えん。肉に魚に菓子に水、ワインに油にパンにジャム、みかんにうどんにねぎに大根、あれも…
大晦日の午後、こどもも宿六も昼寝てしまい、わたしはねむたくなかったので、台所のティファールに湯を沸かし、インスタントコーヒーをたっぷりいれて、こどもが泣いたときにわかるようにダイニングルームのドアをすこしあけて、真黒い液を啜りながら読みさ…
夏に髪の毛をとことん短くした。こんな感じで、と参考にみせた写真は畏れ多くも木村カエラちゃんの写真だった。まさかカエラちゃんにはならんだろうと思ってはいたが、案の定で、なでしこジャパンの守護神海堀あゆみさんのようになった。しかし帰宅してみる…