まみ めも

つむじまがりといわれます

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

父と私の桜尾通り商店街

金曜、かがやき532号で浦和に戻ってきた。ならびの席みっつに、五人で。帰りに駅前のバーガーキングでソフトクリームをなめ、青物屋で買い物をすませると、一気に生活がまわりだす。帰宅即麦茶をいれ、米を炊き、夜はレトルトのカレーライスとハヤシライ…

ピアリス

日曜についに、治療をやめますかと医者にいわれた。誤嚥性肺炎になり、いまは酸素を吸っている。肺炎が落ちついたら、ラストチャレンジでタルセバをやる。胃瘻もうまくいかず、高濃度の点滴を首から入れる処置をやったらしい。運転もできずこども四人かかえ…

シコふんじゃった。

ままならないことが増えていく。父は胃瘻がうまくいかず、日に日に衰える。ナースコールを手にとって呼ぶこともできなくなり、なんとか押せる方の手にボタンを握りしめて過ごしているらしい。相変わらず死の棘している母はままならない父にも苛立ちがつのり…

帰ってきた日々ごはん〈1〉

実家にもどったなりで出ばなをくじかれてしまい、世界からはじかれていた自分を思い出す。炊きたてのごはんのおいしさにむなしくなってしまい、おかわりを二杯した。ぷよひめという名前のトマトに親近感をおぼえたけれど、ぷよではあってもひめではない。ひ…

おいしい記憶

ジャワカレーの反町隆史にムラムラっときて、牛肩のかたまり肉を買い、 レシピにある甘とうがらしがよくわからなかったのでぴり辛ピーマンという長いみどりとがったのを炒めて、ジャワカレーのルウを溶かし込んで作ってやった。盛夏に食べるカレーの最適解。…

村上春樹雑文集

ばあちゃんのお弔いにはげんちゃんとふたりで出た。ばあちゃんらしい、立派な死に顔だった。化粧の似合わない、豪快で気持ちのよいひとだったなあと思い出す。蚊帳を吊ったなかにみんなで寝転んでしりとりをしたっけ、ほおずきを揉んで笛をつくってもらった…