まみ めも

つむじまがりといわれます

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

恋愛読本

かつて、雛形あきこがチョモランマならおまえのは和田山(実家の裏にある古墳群になっている丘のような代物)といわれた、わたしのけなげなおっぱいだけれども、フクちゃんが乳をのまなくなったら、いよいよむなしくなってしまった。世の中には、ないものが…

デッドマン・ウォーキング

久しぶりに見事なふつか酔いをやった。額に入れて展覧会に出品できるぐらいの。でも、ありきたりだから佳作どまりだろうな。そういえば、その日の夕方に、胸から喉にかけて痛いというのか苦しいというのか、三十秒ほど喉のつまる感じがあって、しばらくほっ…

久生十蘭全集〈第1〉

定点観測の梅のつぼみが膨れてきているのに気づいていたが、火曜にひさしぶりでのぞいたら、白い花がひらいていた。一昨年は1/31、昨年は1/28ときて今年は1/21なので、随分はやくひらいた。こうなると、雪が降ろうが、霜が降りようが、春が来たも同然で、こ…

クモ男の復讐

誕生日プレゼントは、フライングで年末に買ってもらったテンベアのショルダーバッグ。年末に安く買った鞄があっけなくお陀仏になってしまったので。年明け、真新しい鞄をひっかけてでかけるときの、すこしくすぐったい気持ち。新しい恋人と腕でも組んでいる…

ゴッドファーザー Part III

また歳をくった。誕生日は、休みだったので、みんなで街に出て、デパートを歩いてみたが、欲しいものがなく、こどももすぐに飽きてしまい、バスに乗ってファミレスにいった。こどもたちはお子様ランチだったが、簡単にたいらげてしまいそうだったので、わた…

私の好きなお国ことば

実家の猫が年明けに死んだ。どこかの軒先でうち捨てられたように薄汚くなっていた毛の塊を、母親がつれ帰ってきて、からまる毛を剃り、洗ったら、白いチンチラだった。いつもおなかがゆるく、くるくると喉を鳴らすような鳴き方をして、撫でられるくせに抱か…

鎌倉で肉に魚にアルコールと、豪奢な食生活をしていたら、しっかり正月肥りしてしまい、ふだん食べつけぬ動物性の脂のせいか、胃がいつまでたってもすっきりしない。しばらくブラックのコーヒーを控えることにして、食べ過ぎをしないように、気をつけていた…

読書のたのしみ

浦和のポストに届いていた年賀状を、あれやこれや言いながら眺める。中には年に一度、年賀状だけでやり取りする旧友もあり、知らぬ間にこどもが生まれたり、結婚や離婚を年賀状で知ったりする。宛名を書いているときにも思ったが、発音の容易でないアパート…

不連続殺人事件

四日、鎌倉から浦和に戻る。ちょうど大学の研究室の後輩が鎌倉に帰省していたので、車で駅前のコーヒーショップにつけてもらい、お年玉にわさび味の柿ピーとミックスジュースを渡した。きょうは浦和に帰るというので、朝から妙な奇声を発して駆け回っていた…

地下室のメロディ

二日は、新年早々友人の家へお邪魔さしてもらった。宿六の学生時代の女友達なのだが、お互いに友達がほとんどいないのと、酒が好きでなんとなく怠い感じなところで馬が合うような気がする。あとは、セイちゃんと同じくらいの子がいるのだが、その子もあたま…

遊覧日記

大晦日は、なんとなくくたびれて、日付の変わる前に奥の座敷にのべた布団にはいり、除夜の鐘に耳を澄ますうちに寝てしまった。朝はすこし寝坊して八時、両サイドをかためていたフクちゃんとセイちゃんが順番で目を覚まし、セイちゃんが、くっつくとあったか…