入院の荷物に、本を三冊いれた。そのうちの一冊は読みさしの庄野潤三。前期破水をやって明け方に入院したときには陣痛はあるようなないような、十分おきにあるかとおもうと一時間こなかったり、ずいぶんと気まぐれなもんだった。朝になって母親がいったん帰…
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