立原道造を知ったのは、高校生のときだったと思う。わたしの使っていた部屋の作りつけの棚の中に古い詩集が一冊あった。ぺらぺらとめくると、メルヘンチックでロマンチックな世界がひろがって、思春期まっただ中の自意識は溺れてしまった。東京にでてから、…
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