昨日のひる前に宿六を駅で見送った。宿六は今回の滞在の後半は山下清画伯と化して、おにぎりを頬張り、色紙をちぎり、画用紙に貼り付ける作業に熱中していた。庭先であつめた270個にもおよぶ蝉の脱け殻、蝉の死骸、たにしの殻、それぞれを作り上げた作品に糊…
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