まみ めも

つむじまがりといわれます

サンダーボルト

昨日のひる前に宿六を駅で見送った。宿六は今回の滞在の後半は山下清画伯と化して、おにぎりを頬張り、色紙をちぎり、画用紙に貼り付ける作業に熱中していた。庭先であつめた270個にもおよぶ蝉の脱け殻、蝉の死骸、たにしの殻、それぞれを作り上げた作品に糊づけしていた。画用紙に一面びっしりと10×10に整列した蝉の脱け殻は、異様な見応えで居間のテーブルの上に鎮座している。始末に困る。

ディア・ハンター」のマイケル・チミノ監督作品。原題「Thunderbolt and Lightfoot」、主演はクリント・イーストウッド、1974年。車が走り出すと音楽が流れ出すロードムービー。「真夜中のカーボーイ」「スケアクロウ」に似ているなと思ったらやっぱりそういうことになった。流れものの男ふたりのかわいたロードムービーは、そうなるしかないのかもしれない。わたしの統計ではいまのところふたりのうちのノッポのほうが後に残る展開が多い。カーボーイではジョン・ヴォイトスケアクロウではジーン・ハックマン、ふたりとも大男だった。サンダーボルトはふたりともノッポだけれど、サンダーボルト役のクリント・イーストウッドは193センチ、ライトフット役のジェフ・ブリッジスは185センチらしいので、やっぱり背の高いほうが残る(ひまなので調べた)。でも、いかんせん統計をやるにはn数が少なすぎる。