夕暮れどきに沈丁花のにおいが遊歩道に漂っている。しつこいような甘えたにおいのくせに、すこし離れるとすっといなくなる。思わせぶりなやつめ。蝋梅のにおいはまだ春待ちの気配だけれど、沈丁花のにおいはもう春の入口に立っている気がする。木蓮が咲くと…
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