まみ めも

つむじまがりといわれます

前代未聞の推理小説集

前代未聞の推理小説集 (双葉文庫)
ある殺人/野呂邦暢
その後会えなかった男/羽仁五郎
古墳殺人事件/古川薫
ある吸血鬼の犯罪/赤塚不二夫
地蔵谷/白石一郎
継母の秘密/川村晃
逃げた女房/三浦朱門
若葉照る/宮原昭夫
角の家/吉田知子
奇想曲〈カプリチオ〉/虫明亜呂無
殺人協定/夏堀正元
夏がくると推理小説が読みたくなる。これは軽井沢の古本屋で買った。名前もしらない作家が多いけれど、赤塚不二夫の名前があるのが気に入った。ある雑誌に毎月連載された一年ぶんであるらしい。赤塚不二夫の小説なんてはじめて読んだけれど、10ccなんてでてきたりしてバカボン先生もハイカラだなあ。おもわずライブラリから10ccをさがしだして聴いた。アイムノットインラヴ。10ccっていうバンド名は、一回の射精の精液射出量×メンバーの人数分だとなにかの本で読んだとおもったが、夢のお告げできまったというのが真実のところらしい。精液のエピソードのほうがもてない思春期男子っぽくていい。
入院中の息子はベッドにおろすと置いてけぼりにされると思うらしく、だっこでしかねむってくれない。土日は朝から晩までつきっきりでほとんどの時間をだいてすごす。ねついた息子を膝のうえに抱きながら本を読んだりうとうとしたり。帰りは十時ごろに最寄り駅について、やってるお店もすくないので、給料日だし、牛角にはいった。焼肉なんていつ振りだろう。夜はひとりベッドで泣いたにちがいない息子をおもうと翌日はなんだかうしろめたくて、早起きして病院にいく。行きしなのバスでオレンジジュースを飲む。それで、ひさしぶりで焼肉なんかしたものだから、まんまと腹をくだした。またあかるい黄色いひらひらしたのがでた。胃腸がデリケートになっちゃったなあ。