まみ めも

つむじまがりといわれます

ラモーナとおとうさん

いつも使っている図書館が工事で春まで休館。駅の向こう側にある図書館に通うことにした。図書館ついでにふだん歩かない通りをぶらぶらした。駅前の通りをしばらくまっすぐいった左手に小さな骨董と器の店があって、うすぐらい店内をのぞくと、焼き物が並んだなかで洋服の受注会をやっていた。壁の高いところにかかった薄手のコートが気に入って注文した。ちょっとジェダイ騎士のコートみたい。フォースを操れるようになるかしら。
金木犀がにおいをはなっている。今年の金木犀は9月9日から。雨降り続きで傘をさしてうつむき加減で歩いてばかりいるせいか花は目につかないでにおいだけがふっと鼻先にやってくる。

ラモーナとおとうさん―ゆかいなヘンリーくん

ラモーナとおとうさん―ゆかいなヘンリーくん

ト。

ラモーナのすきな日は、クリスマスと、自分の誕生日と、おとうさんの給料日。ところが、帰ってきたおとうさんは…。「ゆかいなヘンリーくん」シリーズの作者が贈る、愛すべき女の子の物語。1982年刊の改訂新版。

ラモーナはおとうさんとおかあさんとおねえちゃんとの4人家族。おとうさんが仕事をやめることになり、家族の雰囲気は悪くなります。小学校2年生のラモーナも、自分なりに何とか家族のためになるように考えますが、なかなかうまくいきません。けれども、クリスマス近いある日、いい知らせが届きました。

セイちゃんと読んでいるヘンリーくんシリーズ。とんでも少女のラモーナにだっていたいけなところがあり、大人にだってだめなところがあり、このふつうさがとにかくあたたかく沁みてくる。すべてのこどもたち、こどもだった人びとに贈りたい物語。