まみ めも

つむじまがりといわれます

なんやかんや日記

昨冬まで使っていたブーツは、いまのオフィスの床と相性がいいんだか悪いんだがわからないが、左足を踏むときにきゅ、きゅ、と音がする。鳴き砂のようで風流といえば風流なんだけれど、気になっていたので似たようなブーツを買い替えた。ZARAキッズでラインストーンがまわりに散りばめられているものを選ぶ。きらきらしすぎかなと思ったけれど、視界にきらきらが目に入るのはなんだかよい。サッカー選手の誰かが、好きな色のスパイクを履いているとフィールドでうつむいたときに、前を向けるみたいなことを言っていて、しびれると思ったけれど、視界のきらきらが好ましくて足元ばっかり見てしまい、これではとてもフィールドには出してもらえない。

卜。

生まれ育った京都でのこと、作家になって始めた東京での暮らし。30年を振り返る、武田綾乃の初エッセイ集。「憧れの電気ブラン」「文豪の猫」など日常が愛おしくなる35編を収録。WEB『小説丸』連載に加筆改稿。

落ち着いているなかに、世代の下の人たちの構文が絶妙にいまっぽくてフレッシュ。