まみ めも

つむじまがりといわれます

キー・ラーゴ

週末のうちに鍋いっぱいの豚汁をしこんでおいた。月曜日、ピーマンとこんにゃくを買って帰宅したのが五時半すぎ、洗濯物をとりこみ、風呂のスイッチをいれ、セイちゃんにはトーマスのビデオ、泣きわめくフクちゃんをおぶい、こんにゃくをゆがいて豚汁の鍋にいれ、ピーマンとたけのこを細切りにして、牛肉に下味をもみこみ、風呂、こどもたちを足元で遊ばせながら、肉、ピーマンたけのこを炒めて、チンジャオロース、レタスをちぎり、トマトをダイスにしたサラダにドレッシングとマヨネーズ、ごはんを椀に盛って納豆かけて、なんとか食卓の体裁がととのった。夜は、こどもたちが寝たあとでフライパンになみなみとカレーをしこんでおく。この毎日は、こういうスポーツだとおもって楽しむほかない。わりと張り合いがあっていいと思っている。

キー・ラーゴ [DVD]

キー・ラーゴ [DVD]

たしか向田邦子和田誠の対談にでてきた映画。キー・ラーゴという南の島を舞台にギャングにのっとられた宿にやってきた元少佐の話。図書館で予約。ギャングの親分ロッコはかなりの悪漢でありながらハリケーンにはものすごくびびっていておかしい。キー・ラーゴはフロリダにある島らしい。映画の冒頭、島へ通じる長い橋が俯瞰でうつる。なんか夢みたいとこだ。フロリダといえばマイアミ、真夜中のカーボーイのラッツォが砂浜で美女をはべらせるハーレムな妄想をくりひろげていた。現実は、ラッツォはマイアミには到達できなくて、長距離バスのなかで失禁する。でも、ラッツォの最後は、惨めだったけどしあわせだったような気がする。キー・ラーゴでは夢の南国はハリケーンでめちゃめちゃになり、ギャングは好き放題悪さをやり、最後はやっつけるし、美人の未亡人ともいい感じになるけれど、関係ない人も殺されたり、そんなに気持ちの良い話ではなかった。