フクちゃんが保育園から持ち帰った結膜炎を家族でリレーし、第一走者のフクちゃんが一週間やすみ、続いてセイちゃんが一週間やすみ、アンカーの宿六が点眼薬アレルギーを経て角膜炎の転帰を辿り、約ひと月かかってようやく鎮圧の兆し。こんな場合でもアンカーは一周半走らないといけないことになっているようだ。ちなみに、わたしはフクちゃんとセイちゃんと併走させていただいた。久しぶりにコンタクトレンズをつけると、なんだか気持ちも軽い。眼鏡は一体何グラムあるんだかしらないが、どうしたってつけている感じがつきまとう。江國滋は、体のコンディションが抜群のときは眼鏡をつけていることを忘れて顔を洗ったりしてしまうといっていたが、わたしはてんでだめで、眼鏡をかけていると蹴つまづくし、人とすれ違いするときの距離感もなんとなくぼやけがちで、すれ違う瞬間に、あ、しくじった、と思う。ただでさえ冴えない毎日が、いっそうグレーになる気がした。
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