まみ めも

つむじまがりといわれます

リビング・デイライツ

土曜が仕事納めだった。金曜の夕方、街はすっかり仕事納めモードになってざわついているので、やさぐれてしまい、夜はビールを飲んだ。土曜はいつもより半時間早く仕事に出たので、朝はひとりで漫画ゴラクを読みつつ果物とヨーグルトとグラノーラ、それからホットコーヒー、宿六がこどもたちに挟まって寝ているのを尻目に洗濯を半分干し、ゴミを出し、して、家を出てきた。お昼には焼きそばを用意しておいた。今年はなかなかよくはたらいた。仕事をして食い扶持を稼ぐのはいい気分だ、今年一年間のご褒美に、QBハウスで髪を切っていく。QBハウスも行列だったが、おっさんたちに混じって並ぶ。きょうのお仕事の千円ぶんで頭をさっぱりした。どうも、おっさんに混じっていると居心地がよい、おっさんの素質があると思う。それから、駅前の商店で、蕎麦やら栗きんとんやらいつもとは違う品揃え、野菜もぐんと値があがっているのを眺めていたら、年末気分が盛り上がり、おおきな厚焼きたまごを買って帰る。甘い大きなお寿司屋さんみたいな玉子焼きは、なんとなく豊かな気分にしてくれる。一日お留守番していたこどもたち、賑やかにしていたので、ただいまも聞こえなかったらしく、誰にもむかえてもらえなかった。

図書館で借りたDVD、これもただ007だからというので予約したのだったが、このジェームズ・ボンドティモシー・ダルトンで、ジョージ・レーゼンビーのじっとりしたやらしいのを見た後なので好感度が増していた。でも、ティモシー・ダルトンもも少し軽薄でもいい。007は娯楽なのだから、いいお酒みたいに、飲んだそばから水のように流れていくような、見たそばから忘れて行くようなのが望ましい。