四日、鎌倉から浦和に戻る。ちょうど大学の研究室の後輩が鎌倉に帰省していたので、車で駅前のコーヒーショップにつけてもらい、お年玉にわさび味の柿ピーとミックスジュースを渡した。きょうは浦和に帰るというので、朝から妙な奇声を発して駆け回っていたセイちゃんは、爺婆と別れたところにわたしがいきなり車から降りて戸惑ったらしく、車に戻ると涙を拭っていたが、そのうちにクマのプーさんの毛布をかぶって眠ってしまった。フクちゃんも、なにかしら異変を感じ取ったのか、朝からやたらに我儘をいって甘えて困らせたが、お昼のあとで縁側にほした布団にセイちゃんとフクちゃんとふたり寝そべり、そのまま寝そうな様子だったのを車に乗せたので、いとも簡単に寝てしまった。渋滞もなく、するすると湾岸道路を過ぎ、浦和についたところでこどもたちも目を覚まし、イオンで買い出し、家に帰って荷物を片付けて、お風呂をすませ、夜はご馳走続きだったので、質素に力うどん。
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 文庫
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