まみ めも

つむじまがりといわれます

地下室のメロディ

二日は、新年早々友人の家へお邪魔さしてもらった。宿六の学生時代の女友達なのだが、お互いに友達がほとんどいないのと、酒が好きでなんとなく怠い感じなところで馬が合うような気がする。あとは、セイちゃんと同じくらいの子がいるのだが、その子もあたまがでかくて、勝手な親近感がある。駅前のスーパーでお菓子の詰まった福袋と酒とつまみを買って、富士山の見える坂道をくだって、マンションの一室で、昼間から宴をした。旦那さんもぼんやりした人だったが、肉を焼いたり、スパゲティをつくったり、甲斐甲斐しくしてくれたし、こどもたちは互いのおもちゃに夢中で遊んでくれたので、気分よく、ビールに赤ワイン、焼酎、梅酒、泡盛だったか、最後はなにを飲んだかわからんぐらい正体をなくして、たのしんでしまい、夜は、昼寝をしないでぐずり倒すフクちゃんと、夕飯もとらずにつぶれるようにねむってしまった。あとから起きて、ハーゲンダッツを食べて、水をがぶがぶ飲んだ。

地下室のメロディ [DVD]

地下室のメロディ [DVD]

図書館の目録から選んで予約。ヘッドライトのアンリ・ヴェルヌイユの作品で、アラン・ドロンジャン・ギャバンという最強の布陣。アラン・ドロンは二十代で飛ぶ鳥を落とす勢いのいろ男、頭の悪いチンピラの役柄がいかにもかっこいい。アンリ・ヴェルヌイユは二作目だけれど、相変わらず鏡ごしのシーンでこちらを幻惑する。大それた犯罪を目論んだふたり組のお粗末な顛末を描いた作品なのだが、リスボン特急さながらの綱渡りの犯罪劇にはどきどきさせられた。プールサイドでのラストシーンはお見事で、見終わったあとは妙な余韻でうっとりした。