まみ めも

つむじまがりといわれます

ダークナイト

金曜日は、保育園の発表会があったので、前日から泊まりにきていた義母と出かけた。フクちゃんは舞台上でぼんやりした表情を浮かべてかたまっていたが、かろうじて名前を呼ばれたときには片手をあげて返事をした。セイちゃんは、舞台にあがるときはコンニチは〜と調子よかったが、にやにやもぞもぞして、やっぱり少しうつけた顔をしていた。親というのは勝手なもので、こどもが舞台に立ってぼんやりしているだけでもたまらない気持ちがするので、うっかり泣いてしまいたいいとしさなのだった。昼前に義母と別れ、ひさしぶりでひとりで街に出た。レインブーツとボーダーの服を買い、コーヒーを飲んでからブックオフへ、単行本四冊に文庫五冊の大漁で、そのうえ牛乳に卵も買ったので、家に着いて荷物をおろしたら肩が凝っていた。洗濯物を取り込みお迎えにいき、夕飯は焼き鳥におでんのカレーうどんの残り、サラダとおひたしと納豆。セイちゃんが風呂の曇りガラスに指で描いたしょくぱんまんの絵がしばらく残っていたので写真を撮った。体を書くことが重要らしく、からだかけるかな?とよくきいてくる。からだがかけるようにかいたらいいよ、と言うとどうやら納得するみたい。となりに描いたあんぱんまんはフクちゃんの犠牲になった。
本当はちがうんだ日記 穂村弘
くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎
豆腐の如く 斎藤茂太
カレーライスの唄(上)(下) 阿川弘之
本の運命 井上ひさし
酒の上の話 村松友視
ぼくには数字が風景に見える ダニエル・タミット
アルゼンチンまでもぐりたい 中村紘子

ダークナイト 特別版 [DVD]

ダークナイト 特別版 [DVD]

宿六がTSUTAYAで借りてきたもの。今回のジョーカーは饒舌だった。ジャック・ニコルソンのとことん悪をたのしんでいるだけのジョーカーではないところに厄介さがある。DVDのカバーもジョーカーであるし、このバットマンの主役はバットマンではなくジョーカーなんだろう。コインの表と裏が善と悪、バットマンとジョーカーとに対比され(ハービーもきれいに裏表に焼かれる)、ジョーカーが「おまえが欠けたら生きていけない、俺もおまえもバケモノだ」と言うように、バットマンもジョーカーなしではおらんのだ、ということをわかっているのは、ジョーカーのほうで、バットマンではないので、神の視座にいるのはジョーカーということか。クリストファー・ノーランの、インセプションバットマン・ビギンズとをこれまで見たが、一番まとまりのよい作品だと思った。