まみ めも

つむじまがりといわれます

旧聞日本橋

持病の症状は、代謝がおちて体重が増え、便秘に肌の乾燥に無力感と、内分泌の疾患なので全身性にあれこれあるが、もともと便秘なのと、中年で代謝がおちていることもあろうし、もともと頑丈な体つきで根暗なので、なにが病気のせいで起こっていることなのかはよくわからない。いずれにしても体重が消費税アップ率ぐらい増えたところに便秘があるので下っ腹が邪魔でしかたがない。便秘をどうにかしたいと調べて、寝るまえに腹を揉みしだく。腰にクッションなどをあてがって持ち上げるとよいらしい。そういえば、腰痛も、ベッドで腰が沈まないほうがいいという。ついでに、家族性のもので下肢静脈瘤らしい血管のでこぼこが、兄にも母にもあるのだが、わたしにも場合によって浮き出るときがあって、これは下脚を持ち上げて寝るとよいらしい。いっそのことマットレスを一枚重ねて全身を持ち上げて寝ればよっぽど健康になるのではないかと思う。

旧聞日本橋 (岩波文庫)

旧聞日本橋 (岩波文庫)

荒川洋治「日記をつける」で紹介されていた一冊。図書館本。日記というよりは幼時の覚え書き。江戸っ子の一人称「あたし」にぴったり嵌った長谷川時雨の軽妙な文章が粋で心地よい。「時代の激しい潮流に押流された江戸人の、残物の、アブクのようなものをうけて生れて来て、文学をよく知らずに、文学でお金をもらうことを覚えた不覚者」がみた日本橋、度外れた変わりものがたくさん出てくる人物描写も生き生きと愉快だった。