まみ めも

つむじまがりといわれます

ジャッカルの日

月曜の午後、デスクで仕事をしているときに、急に胸苦しい気配がして、喉から胸にかけてしめつけるような痛みというのか苦しみというのか、発作のようなものがやってきて、じっとしていたら三分ほどで収まってきたが、その日は一日中なんだか気道が狭まったような変な感じがした。帰ってからとにかく億劫で、お風呂と夕飯を済ませたあとでこどもたちと一緒に布団にはいったらそのまま朝まで寝てしまった。そういえば前もこんなような発作があったのを思い出して調べてみたら1月に似たような感じがやってきたことがあった。そのときは一回こっきりだったので、なんだろうと思いながら忘れていた。気になって、医者をやっている兄にきいてみたら、頻度がすくないうちは問題ないし甲状腺の機能低下とも関係はないだろうという。頻繁に起きるようならまた相談してほしいとのことだった。気になりだすといつも息苦しいような気分になってくるので、いけないいけない。35年休まずに生きてるんだから、そりゃあちこちガタもくるわな。

テレビで録画してあったのを見た。ジャッカルの顔に見覚えがあり、ラストシーンをなんとなく覚えていたが、前に見たことがあったらしい。ジャッカル役のエドワード・フォックスはネバーセイ・ネバーアゲインでMをやっている。ルベル警視役のマイケル・ロンズデール薔薇の名前修道院長役。前に見たのはたぶんセイちゃんの妊娠中で、冬のあいだは外に出るのが面倒なのもあって、休みの日は赤いソファに毛布でくるまって、映画を何本もお尻が痛くなるまで見たっけ。あんなにたくさん映画をみて、このジャッカルだって断片しか覚えていないのだから、あっけないもんだなと思う。どんどん忘れるのはちょっと寂しいがいい気味でもある。
映画はシャルル・ド・ゴール大統領暗殺を題材にしたもので、暗殺をたくらむジャッカルにルベル警部が肉薄していく展開はスリル満点、くたくたになっていく警部がなかなかセクシーで、ジャッカルも警部もとにかくしぶとく、なんといっても終わり方があっけなくてよかった。