まみ めも

つむじまがりといわれます

失踪日記

土曜は昼前からおかあさんが仕事に出るというので、町の図書館まで車で送ってもらった。着いてみると開館時間が10時で、入口の生け花の展示を眺めながら開館を待つひとが集まっている。開館と同時に図書館に入り、ウルトラマンのDVDがひとつだけ借りられていなかったのを借りて、残り9冊の絵本を選び、それはおかあさんに車で持ち帰ってもらうことにして、小上がりになった座敷でしばらく絵本を読んで過ごす。11時に図書館をあとにし、途中のスーパーでジュースを買って、線路跡の遊歩道を通り田んぼのなかの川沿いの道を帰ってきた。陽射しが暑かった。となりの家の同級生がちょうど子連れで帰ってきていて、庭先ですこし遊び、家庭菜園のいちごとレタス、スナップえんどうをおすそ分けしてもらった。
里帰り先の図書館と浦和の図書館とではだいぶ勝手がちがい、開館時間も一時間ずれるし、こちらでは借りられる数が10点、うちビデオやDVDは2点までということになっている。浦和では20点、なにを借りてもよかった。ネットでの予約もできるが、市内ですべて貸出中の図書雑誌のみで、一冊でも空きがあれば予約をすることができない。浦和の図書館のほうが制約が少ないぶん使い勝手がいい。ただ、浦和の図書館よりは町の図書館のほうが館内の蔵書は多そうなので、こどもたちの一時保育がはじまったら、散歩がてら図書館通いをして、本を読めたらいいなと思う。

失踪日記

失踪日記

ブックオフで200円。産休直前、稼働日のこり2日で溜まっていた報告書が4つ仕上がっておらず、絶望的な気持ちで週末を迎えていたときに読んだ。首吊り自殺をし損ねてそのまま野宿生活をした実体験に基づいた漫画で、そのあとも何度か失踪し、アル中病棟の入院、なかなか凄まじい話のはずなのに悲壮感があまり感じられないのがチョットこわい。吾妻ひでおどん底を見せていただいたおかげで、週明けの月曜日はケセラセラの気分になり、とはいえ萎えそうになる気分をQueenをきいて奮いたたせつつなんとか仕事に出られたので、よかった。ここで城山三郎「もう、きみには頼まない」なんかが本棚にあったら、背表紙のタイトルをみただけで打ちのめされてしまったとおもう。実際、ブックオフでかなりの頻度で「もう、きみには頼まない」のタイトルを目にするのだけれど、毎度なぜかちょっと削られた気分になる。