まみ めも

つむじまがりといわれます

サンドウィッチは銀座で

いよいよ臨月。臨月前夜は揚げ物を食べすぎたせいか久しぶりに戻してしまった。すこし調子にのると必ずしっぺ返しがくる。日曜もお昼のたこ焼きにはしゃいでつまみすぎたせいで午後は胃に渦巻くものを感じて悶々として過ごしたというのに、ついつい食欲という名のリビドーに屈してしまう。きょうはリビドーの制裁を受けて一日中胃の腑がもやついた。

ブックオフで108円。はじめましての平松洋子に「孤独のグルメ谷口ジローの挿絵いり。平松洋子は「サンドウィッチ」派。抑圧されるリビドーゆえか、食べもの関係の本ばかり手にとってしまう。我ながら節操がない。

各社の社員食堂を食べ比べ、中国東北地方の味を探しに池袋へ赴き、絶品サンドウィッチを求めて銀座を探訪。旬の味、懐かしい味、物語のある味…飽くなき好奇心と胃袋で挑んだ“いまの味”をめぐる、美味しくいとおしいエッセイ集。『孤独のグルメ』等でおなじみの谷口ジローによる漫画も必読です。巻末におすすめ店の一覧も収録。

平松洋子の女版東海林さだおといっていいほどの食いしん坊でうれしくなる。食べものの描写がとにかくいきいきしていて、何でもかんでもおいしそうでうらやましい。タイトルになっている銀座のサンドウィッチにもいくつかお店があって、クラブのお取り寄せサンドウィッチだったり、パーラーのだったり、なかでもチョウシ屋の店先で揚げたてのコロッケやメンチでソースを垂らして作ってくれるざっかけないパンがとにかくおいしそうで、今すぐ銀座にいってテイクアウトしたやつを近くの公園でむしゃぶりつきたいくらいだけど、いまの体調ではもれなく胃もたれしそうなので、いつかのためにとっておく。