まみ めも

つむじまがりといわれます

作家の放課後

里帰りのたのしみのひとつに新聞を読めることがあって、地方紙の朝刊と夕刊をじっくりコーヒーをすすりながらめくっていく。ミーハーなのでうしろから攻めていく。テレビ欄で目につくのは映画と料理番組。4コマ漫画を読んで、あとは気になる記事を拾い読みする。うちの購読紙は中日新聞なので、今朝は和田の2000本安打の記事が一面にあり、ドラゴンズが球団通算5000勝を達成した特集もあった。わたし自身はあまり野球に興味をもたなかったけれど、お父さんとお兄ちゃんが野球好きで、ちいさいころは球場まででかけたり、ドラゴンズの傘や優勝したときの下敷きを使っていたりもしたので、和田とか谷繁とか、知った名前がでているとうれしい。相撲の記事や、気になった記事(きょうは鴨居玲没後30年の回顧展の記事と地元の元料亭の空き家で、来週末古本市がひらかれるという記事があった)をはさみで切りとってクリアファイルにためているけれど、そろそろスクラップデビューしてみようかと考えたりする。

作家の放課後 (新潮文庫)

作家の放課後 (新潮文庫)

1 今様お江戸散歩 畠中 恵
2 初めての古書店街 酒井 順子
3 占いいかがでしょう 西 加奈子
4 高みをめざす 万城目 学
5 お茶会女修業 辛酸 なめ子
6 本は有機的工芸品だった 有吉 玉青
7 一週間で瘦せなきゃ日記 山本 文緒
8 ハリとルーシーとトリパラータイラ 中島 京子
9 もってのほか、おもいのほか 谷村 志穂
10 そなえよつねに。 角田 光代
11 タイル工場の謎 森 絵都
12 この文章を読んでも富士山に登りたくなりません 森見 登美彦
13 マカと坐禅の不思議な関係 斎藤 由香
14 本はどこからやってくる? 及川 賢治
15 まど・みちおさんの大きな耳 小池 昌代
16 <一箱古本市>雇われ店長体験記 大森 望
17 メンクイのすゝめ 辻村 深月
18 バカの海へ 豊崎 由美
19 おっとっと 乃南 アサ
20 浴衣と私の新しい歴史 青山 七恵
21 職人たちの戦国 朝井 リョウ
22 マイ椅子を作る 岸本 佐知子
ブックオフオンラインで108円。yomyomの連載をまとめたもの。辛酸なめ子森見登美彦がよかった。富士山はみる山でのぼる山ではないのではとうすうす思っていたけれど、森見登美彦の富士山登山レポートを読んだら本当にタイトルの通り富士山に登りたくなくなった。