まみ めも

つむじまがりといわれます

八月の狂詩曲

低気圧のせいかきのうから頭痛。EBTGのアンプリファイド・ハートを何度もかける。雨だれとEBTGと赤ん坊の泣き声のハーモニー。ベッドルームは洗濯物のにおいが四隅までこもっている。グレーの空に気持ちまでどんよりグレーがうつってきてなんとなくつまらないので、赤ん坊の寝たすきに風呂をわかして湯舟につかって本を読んでみた。世の中で一番落ち着く場所。湯上りに冷蔵庫からだした水をコップに一杯グーっと一気飲みしたら気分よろしく雨も小止みになったので散歩にでて、近くのケーキ屋でケーキをふたつ包んでもらった。870円の身銭をきって買った「自分へのごほうび」。甘さが脳天に響く。

八月の狂詩曲(ラプソディー) [DVD]

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テレビの録画。1991年公開の黒澤明監督作。ですます調で喋る初々しい小生意気な吉岡秀隆が「北の国から」の純を思い出させてたまらない。こんなふうにブルージーンズを履きこなせるのは若者の特権だなあ。ラストのシューベルト「野ばら」が流れるシーンがすべてを流し去る鮮やかさで迫ってきて、テレビの前で呆然とする。村田喜代子の原作もそのうち読んでみたい。