まみ めも

つむじまがりといわれます

博士の異常な愛情

日曜、近くの公園でピクニックをやることにして、ありもので弁当を作る。新米を3合炊き、ゆかりと昆布と鮭のおにぎり、甘い卵焼き、ウインナーの炒めたの、塩をしたきゅうり、キャンデーチーズをタッパーに詰めた。水筒にはほうじ茶。セブンイレブンのから揚げも買った。ひる前に公園に着き、木陰になった芝生に陣取り、サッカーをしたり、遠目に音楽噴水を眺めたり、ブラスバンドを聴いたりする。おそ昼で弁当をひろげたあとは、こちらは腹のうえに7キロをのせて寝そべってうとうとする。頭のむこうで、アニメ声の母娘がままごとをしていて、ほのぼのする。見上げる空には雲がのんびり泳いでいる。木の枝の生え具合をみていると、いつまでもこうやっていられそうで、いま、この空間が、100年後、わたしがいなくなったあとの世界で、誰かがここに寝そべって空を見上げているのと、たしかに地続きにつながっている感じがした。

テレビの録画。1964年公開、スタンリー・キューブリック監督作品。原題はDr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb(「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」)。邦題の「博士の異常な愛情」は、実は博士の名前がストレンジラブなのだった。

巨匠スタンリー・キューブリック監督が贈る、米ソ冷戦と核の恐怖をユーモアたっぷりに描いたブラックコメディ。ピーター・セラーズ主演。

2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」に比べればずいぶんわかりやすい作品だった。ピーター・セラーズはひとり三役。