まみ めも

つむじまがりといわれます

リンボウ先生の新味珍菜帖

土曜の午後、5年ぶりに自転車にまたがり5か月ぶりで美容院へいく。慣れないママチャリで駆け抜ける往来のスピードに少し戸惑いながら、10月の午後のまだまだ強い日差しの中を、自分の脚を踏み込む力でぐんぐん進んでいく感覚がうれしい。美容院では髪をバッサリいってもらい、帰り道のスーパーでオールフリーと特売のひき肉を買い、自動販売機で牛乳屋さんの珈琲の冷たいのを一杯。みんなで公園へ繰り出し、夜ごはんはカレーの鍋を空にした。

文筆家の料理本は見つけるとつい欲しくなって買ってしまう。そのくせ載っているレシピはほとんど作らないで本棚の肥やしになっている。リンボウ先生の本は1年前の夏、ブックオフで108円。ついでにリンボウ先生の著作は一冊も読んだことない。リンボウ先生の料理はわりとお行儀のよい感じでまとまっており、島田雅彦宇野千代料理本に比べると驚きがなかった。