まみ めも

つむじまがりといわれます

あなたを選んでくれるもの

日曜は秋晴れ。ありもので弁当を用意してピクニックへいく。弁当の中身は塩昆布、ゆかり、うめぼしのおにぎり、みりんで甘くした卵焼き、大小のウインナー、魚肉ソーセージ、キャンディチーズ。炭水化物とタンパク質に徹底し、ギョニソあたりから東海林さだお臭がして悪くない。妹が夕飯も食べていくというので、スーパーに寄り、三陸産の戻りがつおの土佐造り、切り干し大根の煮物、ツナとレタスのマカロニサラダ、ピーマンとひき肉の春雨炒め、野菜スティックを作った。妹には大葉とアーモンドでつくったソースを瓶詰めにしてもたせた。

ト本。

映画の脚本執筆に行き詰まった著者は、フリーペーパーに売買広告を出す人々を訪ね、話を聞いてみることにした。アメリカの片隅で同じ時代を生きる、ひとりひとりの、忘れがたい輝き。胸を打つインタビュー集。

ふみと同じ7月の名前を持つミランダ・ジュライが、いまのわたしと同じ35歳のときにこんなにいい本を書いてくれて、ありがとうという気持ち。世の中から忘れられかけているこんなにリアルでいびつな人生がありのまま詰め込まれて、ガラクタばかりがきらめいているこどもの宝箱みたい。