知りすぎていた男

フーちゃんの初節句。あまり節句のお祝いというものをしない家で育ったので勝手がわからない。とりあえず、昼間あぶらげを甘く煮ておいておいなりさんにした。甘酢で和風のピクルスを作ってあったので、刻んで酢飯に混ぜる。れんこん、あぶらげ、人参、大根。平皿にならべたおいなりさんの上に枝豆とサーモンも散らして彩りにした。切干し大根のカレー酢煮、花豆の煮たの、サラダ、さつまいもとかぼちゃと人参のポタージュ。湯船のなかで、こどもたちと「うれしいひなまつり」を歌う。ひな祭りの歌は、うれしいといいながらマイナー調で、でも、歌っていて妙に心地よい。はーるのやよいの、の、やよい、とらせんに音が下がっていくところなんか、うまく歌えないけれど、湯船で歌うのにうってつけ。

知りすぎていた男 [Blu-ray]

プレミアムシネマの録画。

ヒッチコックが、イギリス時代の自作「暗殺者の家」をリメイク。あるフランス人の死に立ち会ったベンは、断末魔の男の口から某国の首相暗殺計画を知らされる。やがてベンの口を封じるため、彼の息子が誘拐されてしまう。ベンと妻のジョーは、暗殺者がひそむ教会へと乗り込んでいく……。D・デイの歌う“ケ・セラ・セラ”が非常に効果的に使われるサスペンス・スリラーの傑作。

ドリス・デイが「ケ・セラ・セラ」を歌うクライマックスは胸に迫るすばらしさ。ケ・セラ・セラ、なるようになるさと歌いながら、必死に運命を手繰りよせようとする母親の姿。今夜は風呂場でケ・セラ・セラを歌ってみよう。