月曜日、市役所わきの広場で本をぺらぺら読んでひまをつぶす。パンジーが花壇にかわいく咲いている。10時の開店を待って浦和のビルの2階にある喫茶店にはいり、窓際かどの席に陣取る。ビロードのえんじ色の椅子。モンブランとアイスカプチーノを注文する。950円也。こぶりのモンブランはマロンクリームのなかにホイップとマロングラッセひとつぶ、土台はしっとりしたまるいフィナンシェのようなもの。とにかくラム酒がきいていて、クリームをなめるたびにパンチをあびたような気分になる。カプチーノはフォームドミルクの上のシナモンがふわっと香るのに、ストローで飲んでいくと肝心のフォームドミルクとシナモンがそのままグラスに残ってしまうのが惜しくて、さいごはストローを抜いてグラスを傾けて流し込む。シナモンのにおいが口のなかに広がった。店を出るまでほかの客はひとりもなかった。帰り道、何度かラムのにおいがもどってきて、酔ったような気になる。市役所の爆破予告がでていたが、何事もなく15時34分が過ぎていった。
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南太平洋にぽつりと浮かぶ島にある、熱帯雨林の奥地に広がる洞くつ。その地は、人が足を踏み入れてはいけない聖域(サンクタム)の様相を呈していた。そんな洞くつの謎に挑もうと探検隊がダイビングによる調査を試みるが、巨大なサイクロンが襲い掛かり……。
眠たげにながめていたらどんどんとえげつない展開になっていき、目はすっかり覚めたけれどじっと座って見ていられず、歯ブラシをしながら見た。実話に基づいているという説明が冒頭にあるのが、実話とはだいぶちがう展開になっているらしく、せこい感じが否めない。