まみ めも

つむじまがりといわれます

にゃんそろじー

火曜日、張り切って目覚ましより早く起きだしてゴミ出し、いつぶりかわからない化粧をし、紺とグレーと黒の出勤服に着替え、こどもたちを起こし、朝ごはんの支度をし、カフェオレをいれて、こどもたちの熱をはかったら、フーちゃんが38度あって、そのまま会社にはいけなかった。午前の朝寝から覚めたあとで近くの小児科へ連れていくと、風邪なら一日で解熱するが熱が続くようなら突発性発疹かもしれないといわれ、座薬と風邪のシロップをもらって帰ったら、昼ごろからぐんぐん熱があがって39.6度になり、そのまま39度前後の熱が続いてめそめそと泣くのでおんぶやだっこやおっぱいでやり過ごす。いちごと赤ちゃんせんべいだけは少しかじるが、すぐにぐずっていやいやをする。次の朝も39度近い熱があってやっぱりくったりとしている。午後は40.6度まであがり、寝るのも起きるのもしんどい様子のあつあつのフーちゃんを片腕に抱きかかえながら、ラジオをぼんやりきいて過ごした。夕方になって炒飯を炒めていたら、背中でおっぱいを吐きもどし、おろすと寝返りも打てずにそのままの姿勢でメエメエと泣く。あたためたタオルでからだを拭いてやり着替えをすませたら、またくったりと寝て、ときどき目を覚まして泣く。今朝になって38度、ほんのすこし表情はあかるくなったけれど、相変わらず仕事には出られないでいる。

にゃんそろじー (新潮文庫)

にゃんそろじー (新潮文庫)

ト本。

にゃあとなきつつ、人の愚をじっと見ている-。夏目漱石「猫の墓」、宮沢賢治「猫の事務所」、島木健作「黒猫」、幸田文「小猫」など、中川翔子が厳選した、猫エッセイ・猫短編全20編を収録する。
猫の墓 夏目 漱石
猫の事務所 宮沢 賢治
黒猫 島木 健作
小猫 幸田 文
猫 井伏 鱒二
クルやお前か 内田 百間
猫 遠藤 周作
ふしぎなネコ 星 新一
雲とトンガ 吉行 理恵
「聖ジェームス病院」を歌う猫 筒井 康隆
猫物語その1、その2 北 杜夫
猫と暮す−蛇騒動と侵入者− 金井 美恵子
ネコ染衛門 青木 玉
白猫さん 角野 栄子
猫について喋って自死 町田 康
猫 光野 桃
生きる歓び 保坂 和志
猫の自殺 村上 春樹
モノレールねこ 加納 朋子
漱石夫人は占い好き 半藤 末利子

いつか猫と暮らしたいというおもいは心の片隅にあるけれども、ほんのりした願いとも呼べない芽生えのようなものにすぎない。家にいる生きものといえば、庭の甕に1匹だけ住んでいためだかは、ひそかにオドラデクと名づけていたが、いつのまにやらいなくなってしまった。宿氏はロビンソン、セイちゃんはちびっこスーパーマンと呼んでいたことをあとから知った。この間、イオンのペットショップでめだかを15尾ほど買ってきて、甕にはなしてやったら、数は数えられないが、のぞきこむと泳いだり佇んだりしている。