まみ めも

つむじまがりといわれます

歩く人

水曜、ゲリラ豪雨に降られた帰り道の京浜東北線で着信があって、フーちゃんが熱をだした知らせが入って、翌日は休み。次の日は熱もさがってきて、朝からお得意の「遠い目」をしてみせてくれる。両手を前に広げて突き出すのは、だっこしての合図。指をさしてン、ン、と声をあげて、あっちにいきたい、それを取ってほしい、と言ってくるのにいちいち答えていたらあっという間に時間が過ぎた。昼寝はしなかったけれど、膝のところに突っ伏してしばらくぼんやりしていた。おんぶ以外の時間はなにもできなかった。夜、お風呂のときに見たらお尻にポツポツが出ていたので、手足口病だったかもしれない。

歩く人

歩く人

ト本。

あるときはテクテクと、またあるときはトボトボと…。散歩派クスミが今日も行く。

そういえば、歩く人が好きかもしれない。庄野潤三も、久住昌之も、川本三郎も、車を運転するイメージがない。庄野潤三は、若いときに自転車に幼いナツコさんを乗せて井伏鱒二の家に通ったことがあったと書いていたけれど、晩年はとにかくぐるぐる歩いている印象がある。似たような毎日を過ごしていく、そういう「なんでもなさ」をエンジョイできる人に憧れてしまう。