日曜は駅のむこうがわにあるおでんやで忘年会だった。がたぴししている古いお店で、おでんの出汁が壁にも柱にもふすまにもしみ込んでいるようなセピアの色のなかでおでんがぐつぐつ煮えていた。瓶ビールをグラスに注いで、から揚げにおでんにもつ煮込み、炊き込みごはんとやっぱりセピアのメニューで酔っぱらう。こどもたちにはケーキもあった。昼の会だったので、明るい中をみんなで歩いて帰った。
ともだちは実はひとりだけなんです (Billiken books)
- 作者: 平岡あみ,宇野亜喜良
- 出版社/メーカー: ビリケン出版
- 発売日: 2011/10
- メディア: 単行本
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ともだちは実はひとりだけなんです認めるまでに勇気が必要 別々に暮らす父のこと、一緒に暮らす母のこと、恋愛、自分自身、ともだちについて、12歳から16歳の日々を31文字で綴る。
「はじめての短歌」で紹介されていた平岡あみちゃんがよくて、予約して借りた。10代、ときめきやいらだちのみそひともじがフレッシュでうらやましい。