まみ めも

つむじまがりといわれます

野火

かれこれひと月ばかり仕事がうまくいかずどつぼにはまっている。やってられないので、週末にモンブランを買いに行った、Uの店のモンブラン。とことん甘いクリームが脳天にしみる。クリームの奥にはマロングラッセではなくチョコチップとダックワーズのような塊が入っている。なにやら展開がしゃれていて身に余る上等な菓子を食べてしまった。この秋あとなん個のモンブランを食べられるだろう。

野火

野火

プ。

第2次世界大戦末期のフィリピン戦線レイテ島。日本軍が山中を敗走する中、病気を理由に部隊を追い出された田村一等兵は、もはや野戦病院にも受け入れられず荒野をさまよう。途中、降伏も考えるが、降伏した日本兵がフィリピンのゲリラに射殺されるのを見て断念。やがて、かつての仲間だった2人の敗残兵に再会した田村は、彼らから猿の肉だと言って干し肉をすすめられるが…。飢えと絶望の極限状況の中での人間性を問う衝撃作品。

行き場をなくしたらこうなるのが人間なのだと言う気がする。しかしたしか「もの食う人びと」では行き場をなくしてないのにそうなった人たちのことに触れられていた。人間はなんだってやるのかもしれない。