まみ めも

つむじまがりといわれます

やせる旅

クリスマスの朝、弁当のしたくをしていたらフーちゃんが泣いて、だっこで階下におり、ツリーにかかっているくつ下の中のプレゼントをみせたら、おどろくでもよろこぶでもなかったけれどじっと遊んでいる。フーちゃんのプレゼントは、おもちゃ売り場でこれ!と選んだシルバニアファミリーの「ショコラうさぎのふたごちゃん」で、小さな哺乳瓶とおしゃぶりがついている。あとからもどかしそうに起きてきたセイちゃんとフクちゃんは、それぞれウルトラマンアトロシアスとグドンウルトラマンゼロビヨンドとダークルギエル、やっぱりフェルトのくつ下と手袋にはいっていたのをみつけて、こちらはきゃあきゃあとはしゃいでいた。サンタクロースは用意してあったシナモンクッキーを食べココアを飲み干し、サンキューの手紙を残してカーテンを開けたままいなくなっていた。

やせる旅

やせる旅

ト。

旅じゃ、やせない。でも、やせたい! くびれ求めて三千里。堂々90キロ・オーバーの中年男が、1年間で20キロ減を目指して日本を、世界を駆け抜けた、抱腹絶倒、空腹卒倒のダイエット・トラベローグ。

「捨てられないTシャツ」の都築響一が、やせる旅をコンセプトに世界中を一年かけて巡る本。翼の王国に連載していたらしい。
旅でふとるのはもちろんのこと、このごろは普通に食べているとふとる、走ってもそのぶんごはんがおいしいのでふとる、どうしたって中年はふとるのだということがわかった。先週は二回おなかに赤ちゃんがいるんですかときかれた、あのときの相手の申し訳ない表情にたいするいたたまれなさよ。おなか、ひっこめたほうがいいのだろうなとそのときに思う。思うけれども。