まみ めも

つむじまがりといわれます

村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I

もくれん、今か今かと待っていて、咲いたと思うときにはもう若干あられもない姿になりはじめ、散ったあとはちょっとむなしいようなところまで含めて好きやでと、なぜかこのときだけはやしきたかじんの歌のように関西弁で語りかけてしまう。桜はなんやかんやいっても散り際まできれいで、なんとなくずるいよなと思いつつ森山直太朗を何べんもきいてしまう。さくらの季節に、今なら言えることばをおくる相手も、再会の約束もないけれど、あしたはおにぎりを作って近場の公園でビールをぷしゅとやりたい。

村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I

村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I

ト。

村上春樹全作品の第二期。第一巻は短編集。日本未発表の短編「青が消える」を含め、「TVピープル」「夜のくもざる」「使いみちのない風景」「ふわふわ」など全篇加筆訂正して収録。著者による書下ろし解題付き。
TVピープル p13-44
飛行機 p45-58
我らの時代のフォークロア p59-88
加納クレタ p89-98
ゾンビ p99-108
ホルン p109-112
鉛筆削り p113-116
フリオ・イグレシアス p113-116
タイム・マシーン p121-124
コロッケ p125-128
トランプ p129-132
新聞 p133-136
ドーナツ化 p137-140
アンチテーゼ p141-144
うなぎ p145-148
高山典子さんと僕の性欲 p149-152
タコ p153-156
虫窪老人の襲撃 p157-160
スパナ p161-164
ドーナツ、再び p165-168
夜のくもざる p169-172
ずっと昔に国分寺にあったジャズ喫茶のための広告 p173-176
馬が切符を売っている世界 p177-180
バンコック・サプライズ p181-184
ビール p185-188
ことわざ p189-192
構造主義 p193-196
大根おろし p197-200
留守番電話 p201-204
ストッキング p205-208
牛乳 p209-212
グッド・ニュース p213-216
能率のいい竹馬 p217-220
動物園 p221-224
インド屋さん p225-228
天井裏 p229-232
もしょもしょ p233-236
激しい雨が降ろうとしている p237-240
嘘つきニコル p241-244
真っ赤な芥子 p245-248
夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について p249-254
使いみちのない風景 p255-268
ふわふわ p269-274
青が消える p275-282

村上春樹をいけすかないと言いながらいけすかない自分をエンジョイしだしている。そもそも村上春樹がドーナツが好きだということをなにかで知って以来、他人とは思えなくなってしまった。できればいままでの作品を読破してみたいと思う。いけすかない気持ちはなくならないと思う。表紙は「らしくない」和田誠