まみ めも

つむじまがりといわれます

僕達が何者でもなかった頃の話をしよう

土曜の夜にこの秋はじめての鍋をした。白菜とねぎ、えのきだけ、豚の薄切り肉を買って帰り、豆腐とくずきり。ぽん酢と柚子こしょう。秋もここまできたなとおもったけれど、日曜は汗ばむような陽気で蝉が鳴いたらしい。日曜は思いつきでピクニック。朝からおにぎりをつくり、ウインナーと人参を焼き、ゆで卵と塩もみのきゅうりの簡単な弁当。ファミチキを買ってきて、公園のベンチでみんなで食べた。家に帰ったらはりきったのと陽気にくたびれてしばらくソファから動けなくなってしまった。鼻水と咳がつづく。しんどい。

ト。

どんな偉大な人にも、悩み、失敗を重ねた挫折の時があった。彼らの背中を押してチャレンジさせたものは何だったのか。山中伸弥羽生善治らの講演と対談を収録する。京都産業大学の講演会を書籍化。
失敗しても、夢中になれることを追いかけて 山中 伸弥
環境を変える、自分が変わる−対談−
挑戦する勇気 羽生 善治
“あいまいさ”から生まれるもの−対談−
映画を撮りながら考えたこと 是枝 裕和
先入観が崩れるとき、世界を発見する−対談−
挫折から次のステップが開ける 山極 壽一
おもろいこと、やろうじゃないか−対談−

是枝監督の「僕は神様がいない世界に生きているつもりなので、真っ白と真っ黒を放棄したグレーゾーンの中で、物語をつくり続けたい」というのは、いかにもという感じがする。神様がいない世界で、しんどいことや救いのないことを描いているけれど、愛はあるんだよな、是枝作品には。