まみ めも

つむじまがりといわれます

華麗なるヒコーキ野郎

ばびの体重が減って、入院することになってしまった。もともとちいさかったのにさらにひと回りちいさくなり、吸う力が弱くなってしまったらしい。三日間で文庫本一冊くらいの重さが減っていた。体重の7パーセント弱。不甲斐なさとさみしさでじゅわじゅわ泣けて、静かな家に帰ってぼんやり時間を持て余す。よく日、診察のついでに絞ったおっぱいを届けたら、おっぱいが足りないだけなので帰ってよいということになり、夕方に退院のしたくをして迎えにいった。ほっとしたら涙のかわりにおっぱいがじゅわじゅわとしみでる、けもののわたくしである。

撮りためてあった「プ」から。原題はThe Great Waldo Pepper。

1920年代を舞台に、空を飛ぶ魅力に取り憑かれた男たちの生きざまを、勇壮に、ロマンティックに描いた名編。第一次大戦で空の勇士と名を馳せたパイロットたちも、今や遊覧飛行で日銭を稼ぐしがない身分。その中でもウォルド・ペッパーは曲乗り飛行で有名で、やがてハリウッドに招かれスタントマンとなる。そこで出会ったのが、終生のライバルであり憧れの人物でもある元ドイツ空軍の撃墜王ケスラー。ペッパーとケスラーは互いの技量に敬服しつつ、空中戦のスタントのため、二人して大空に舞い上がっていく……。

こちらも二度目のロバート・レッドフォード

華麗なるヒコーキ野郎 - まみ めも

華麗なるなんてもんではなく、とんでもないヒコーキ野郎たち。すべての人に約束されている死にぎりぎりまで近づくことで、いのちの濃度を高めようとしているような、でも、見てらんないな。