まみ めも

つむじまがりといわれます

犬と歩けば

遊歩道に季節はずれの木瓜が咲いてると思ったらひと足飛ばしで冬がきて朝の通勤電車を待つホームで指先がかじかむ。一昨日ときのうがこの冬一番夕暮れの早い日。仕事終わりに外に出たら真っ暗で、関東の冬の、朝は寒いけれど夕暮れは寒くないことにいつまでも慣れずにいる。

いよいよ仕事も終わりが近づき、追い込みで報告書を書き、荷物を少しずつまとめている。いつまでもここにいられたらといつまでもここにはいられるかの両方がある。

浦和古本いちで110円。

気品と孤高の雰囲気を併せ持った愛する紀州犬の死を看取った時、「私の壮年期はコンタありと共にコンタと共に消えた」という思いが作者を襲う。 犬と人との出会いもまた、一期一会の愛犬と共に生きた十余年間に、作家はその姿に何を意味し、何を考えたかを綴った愛犬家必読の名エッセイ集。

和田誠のイラストを見たら買わずにはいられない病におかされている。不治の病かもしれない。