まみ めも

つむじまがりといわれます

未来世紀ブラジル

フルスロットルのお休みの翌の火曜日、宿六とセイちゃんに留守をまかして仕事にいったら、みるみる体調が乱高下し、頭痛と吐き気に見舞われた。帰って、作っておいたドライカレーをあっためて、夕飯をすませ、バファリンを飲んで、片づけもしないで寝てしまった。朝、まだ頭痛の余韻があったので、バファリンを水で流し込んで仕事にでたら、夕方には治っていた。

フィッシャー・キングテリー・ギリアム。1985年。フィッシャー・キングは駅の雑踏で恋と同時にワルツがまわりだしたが、今度はよりファンタジックな恋が、情報社会と交錯する。冒頭の紙が舞う場面、上司につきまとう場面なんかは、映像をみごとに奏でていて、テリー・ギリアムのマジック炸裂。夢と現実がリンクして、恋をし、恋人を襲う化け物をやっつけようと奮闘する。残酷なファンタジーロバート・デニーロがおかしなスーパーマンとして登場し、道化師の役割を引き受けている。前回のリディアとはまたタイプがちがうが、今回の女神もなかなかひとすじ縄にはいかないキャラクターで、恋のマジックはどんな女の子でもブロンドの美女も敵わないヒロインにしてしまう。わたしも誰かのヒロインだったことがあるはずなのだけれど。