連休はまるまる2日間を家にこもっていたので、最終日は三角公園に出かけた。桜の葉の紅葉がとりどりになって、しだれ柳の実が葉ごと落ちていた。葉の付け根のところがふくらんでかたく緑に結実している。柳の実がこんなふうに実るのを知らんかったなあ。ぶらんこをしたり、線路を描いて走ったり、かくれんぼに木登り。ときどき地面の下を走る武蔵野線の貨物列車ががたごという音が通り過ぎる。ひとしきり遊んでからファミレスでお昼をとり、ほしてあったふとんを取り込んでみんなで昼寝。セイちゃん白眼をむいていた。すこし出かけただけなのに本調子でないのかくたびれてしまう。夕飯は餃子に炒飯。キリキリとした痛みが思い出したようにくるので、空腹感はあるのにびびってあまり食べられない。白湯がおいしい。おなかが空いていても、すこし食べすぎても、胃がしんどい。
- 作者: 鈴木貞美
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1989/12
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (3件) を見る
不器用な天使(堀辰雄)
燃えない人形(飯島正)
霧(丸岡明)
アップルパイの午後(尾崎翠)
日曜日のホテルの電話(中村正常)
キリ子の朝(伊藤整)
マネキンの誘惑(岡田三郎)
青バスの女(辰野九紫)
女百貨店(吉行エイスケ)
ヒヤシンス(吉屋信子)
スパイと踊子(村山知義)
あの花!この花!(久野豊彦)
篠山しか子の一姿態(村松ちゑ子)
魔子(龍膽寺雄)
マダム・Xの春(深尾須磨子)
心理の谷(久生十蘭)」
東京の屋根の下(林芙美子)
カジノ・フォーリイ探訪記(楢崎勤、龍膽寺雄)
新興日本肉体美巡り(抄)(舟橋聖一)
女学生物語(大迫倫子)
Several Curent Topics(阿部ツヤコ)
女・エンサイクロペヂア(高橋鈴子、北川恵礎子、阿部ツヤコ、相良よし子、神田千鶴子、村松ちゑ子、長岡輝子)
百パーセント・モガ(大宅壮一)
モダン・ガール(清沢洌)
都会の魅惑(尖端少女座談会)
モガを題材にした小説や記事をまとめたもので、さすがにちょっとモガというか、モガ世代の書きぶりに食傷したが、やっぱりジューランはよかった。高所恐怖症の男のひとすじ縄にはいかない恋愛模様で(ひとすじ縄でいく話なんか久生十蘭が書くわけない)、途中からの加速すさまじく、ほんのひと匙物足りないぐらいの絶妙な渇望を残して終わるところがさすが。ほかの作品に比べると久生十蘭の話はちっとも古いところがない。