しばらく前にやたら吐き気をもよおしたことがあって、鼻水もずるずるで、花粉症と決めてかかっていたのが、だんだんにしんどく、そのうちありえない色合いの鼻水が出るに及んで花粉症ではないことに気がついた。だいたいのことに気づくのが遅い。はいった会社に高校の同級生がいることにも2ヶ月ほど気づかなかった。毎日すれ違っていたのに。なんとか病院にいける算段をつけてしごと帰りに耳鼻科にすべりこみ、レントゲン写真を見たら左の頬がうっすら白くなっており見事に副鼻腔炎だった。ほんとうに痛みはありませんかと何度も確認されるけれども痛みはないのだった。鈍い。気づくのが遅いうえに鈍いともなると、生物として致命的なのではないか。生きていることをほめてあげたい。
1940年代から現代まで、マンガのネコたちを100匹以上収録。大島弓子「綿の国星」、杉作「猫なんかよんでもこない。」などに加え、萩尾望都の幻のネコマンガや、ネコ好きマンガ家たちのインタビュー、愛猫写真も掲載。
漫画ゴラクの杉作「にゃん組長」がだんだんよくなってきて、思わず借りてしまった。なんたって、フーちゃんがにゃん組長に出てくるヒメに似ていて、読んでいるとなんだか胸がいっぱいになる。わがままいって、ツンツンしちゃって、かと思えばじゃれついて、いくらでも翻弄されてしまう。
